“つりめ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
釣眼	66.7%
釣目	33.3%

釣眼

釣眼（つりめ）野狐、うしろ向き尖り口して、小籔吹き、吹き吹く風に、日の暮に、あな、飛び飛びて消えつつ失せぬ。

観想の時：――長歌体詩篇二十一―― (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

釣眼（つりめ）野狐、うしろ向き尖り口して、小藪吹き、吹き吹く風に、日の暮に、あな、飛び飛びて消えつつ失せぬ。

観相の秋 (新字旧仮名) ／ 北原白秋(著)

釣目

少し大きい唇にさした嚥脂（べに）の、これも悪（あく）どい色の今は怖ろしいよう、そして釣目（つりめ）は遠い白雲（しらくも）を一直線に眺めている。

菜の花物語 (新字新仮名) ／ 児玉花外(著)