“ちゃくりゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
嫡流100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狩野の嫡流ちゃくりゅうから出たのですから、漢画水墨の技巧は生れながら受けて、早くこれに熟達を加えているのに、大和絵の粋をことごとく消化している、そうしてそれを導く者が、一代の巨人秀吉であり
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
天智は天武の兄で嫡流ちゃくりゅうであった。
安吾史譚:02 道鏡童子 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
大膳は新当流を以て久しく家康に手をとって師範していたが、その嫡流ちゃくりゅうの絶えたため、後に家康は、その孫の有馬豊前ぶぜんに家名を継がせ、一族を紀州家に転職させている。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)