“ちずこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
千鶴子50.0%
静子50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうせ物にもなりますまいが。本当に今日きょうはお愛想あいそもございませんで、どうぞ千鶴子ちずこさんによろしく——浪さんがいなくなりましたらちょっとも遊びにいらッしゃいませんねエ
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
実に愉快な女にて小生も大好きに候ところ、赤坂の方に帰りしは残念に候。浪さんも何かと不自由にさびしかるべくと存じ候。加藤の伯母様や千鶴子ちずこさんは時々まいられ候や。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
はあ、今日きょうは、なんです、加藤へ寄りますとね、赤坂へ行くならちょうどいいからいっしょに行こうッて言いましてな、加藤さんも伯母おばさんもそれから千鶴子ちずこさんも、総勢五人で出かけたのです。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
静子と同じ年ごろの男の子が、時々門の外へ来て、「静子ちずこちゃん遊びまちょう。」などと声かけた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)