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ちごいち
ふりがな文庫
“ちごいち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
稚市
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稚市
(逆引き)
とうに四年前——滝人が
稚市
(
ちごいち
)
を生み落して以来というものは、一族の誰もかもが、己れの血に怖ろしい疑惑を抱くようになってきて
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
まず、
稚市
(
ちごいち
)
を階段の中途に裾えて足で
圧
(
おさ
)
え、隠し持った二本の
筒龕燈
(
つつがんどう
)
を、いつなんどきでも点火できるよう、両手に握り占めた。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
ああ、それじゃ、
稚市
(
ちごいち
)
の身体を喰べさせようって云うの。まるで、この
仔鹿
(
かよ
)
の形は、あの子の身体にそっくりじゃないの。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
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