“だりん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舵輪85.7%
蛇鱗14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
停年になったが、幸山さんは船からおりることを拒絶し、そのまま五年も舵輪だりんを放さなかった。
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そういって博士は、制御台のパネルについている一つのスイッチを入れ、それから舵輪だりんのような形のハンドルを握って、ぐるぐると廻しはじめた。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
怪刀の柄ざわりが、ぐんぐん胸をつきあげてきて、理非曲直きょくちょくは第二に、いまは生き血の香さえかげばいい丹下左膳、右頬の剣創けんそうをひきゆがめて白い唇が蛇鱗だりんのようにわななく……。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)