“たんすまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
箪笥町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
崖の上から見下す箪笥町たんすまちの窪地には樹木の間にところどころ茅葺かやぶき家根が見えた。
枇杷の花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
斬られたほうは四谷箪笥町たんすまちに住む旗本の三男の石田直衛。双方とも酒気を帯びていて、行きずりの口論から抜きあわせたのだが、相手は直衛の小手に薄傷を負わせておいて逃げてしまった。
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
山伏町から箪笥町たんすまち築土八幡つくどはちまんから東北へそれた。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)