“たてぎね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立杵50.0%
竪杵50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野郎は頬かむりをして、しきりに地がらを踏んでいましたが、本来この小屋の一方には、渓流を利用して小さくとも水車が仕掛けてあって、一本ながら立杵たてぎねが備わっている。
男性が使う撞木型の大きな横杵よこぎねではなく、棒状の両端が太く、中央部を握ってつき下す竪杵たてぎねを使用して、軽くコンコロ、コンコロと長い時間を掛けて、麦をついたものである。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)