“たうじんまげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
唐人髷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三味はやんで、やがて格子ががらりと開いたと思つたら、繻子しゆすの細帶を結んで唐人髷たうじんまげに結つた娘が、そのまま駈け出して湯屋のなかに吸はれるやうに入つたのである。
三十三の死 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
今の奧樣にはまゝなるあり、桂次がはじめて見し時は十四か三か、唐人髷たうじんまげに赤き切れかけて、姿はおさなびたれども母のちがふ子は何處やらをとなしく見ゆるものと氣の毒に思ひしは
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)