“そとくるわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
外曲輪100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宮内は南の空から東へ、それから北へ西へと眼を配った、脅かされて立った禽は、若松城の外曲輪そとくるわ十六門のうち南町口みなみまちぐちから南の方だけであった。
討たせてやらぬ敵討 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
住居は浅間せんげん神社の西で、井宮という処だと云った。駿府城の外曲輪そとくるわをまわり、武家屋敷の裏をぬけてゆくと、まもなく向うに賤機山しずはたやまの緑がけぶるように見えてきた。
雨の山吹 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)