“そでご”の漢字の書き方と例文
語句割合
袖乞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あのひとはごほんごほんせきをして、袖乞そでごいをする。そして今日のように、どこかの壁へ頭をぶっつけ始める、子供らは泣く……やがてあのひとはたおれて警察へ運ばれる。
病気でもあるのか寒さのためか、差出された手はひどくふるえてい、上半身をかがめた躯も不安定に揺れていた。これでもう五たびか六たび、功兵衛が通りかかると袖乞そでごいをするのであった。
醜聞 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それは僕が卑劣なために言ったことなんだ……僕の母はほとんど自分で袖乞そでごいしないばかりの有様なんだもの……僕はこの下宿に置いてもらって……食わしてもらいたさに、嘘を