“そうかくかん”の漢字の書き方と例文
語句割合
双鶴館100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある晩双鶴館そうかくかん女将おかみが話に来て四方山よもやまのうわさのついでに倉地の妻の様子を語ったその言葉は、はっきりと葉子の心に焼きついていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
きのうまでいた双鶴館そうかくかんの周囲とは全く違った、同じ東京の内とは思われないような静かなひなびた自然の姿が葉子の目の前には見渡された。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
双鶴館そうかくかんにいる間もおれは幾日も浜には行きはしなんだのだ。たいていは家内かないの親類たちとの談判で頭を悩ませられていたんだ。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)