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せめさいな
ふりがな文庫
“せめさいな”の漢字の書き方と例文
語句
割合
責苛
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
責苛
(逆引き)
蒸暑い夏の或真夜中に、お島はそこらを
開放
(
あけはな
)
して、
蚊帳
(
かや
)
のなかで寝苦しい体を
持余
(
もてあま
)
していたことがあった。
酸
(
す
)
っぱいような蚊の
唸声
(
うなりごえ
)
が
夢現
(
ゆめうつつ
)
のような彼女のいらいらしい心を
責苛
(
せめさいな
)
むように耳についた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
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