“せつか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薛夏50.0%
薜瑕50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
是に由つて観れば、魏志王粛伝の註に薛夏せつかの語を引いて、「蘭台為外台、秘書為内閣、台閣一也」と云ふが如く、所謂外台は即台閣ではなからうか。これは多紀桂山の考証である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
開元の末になって、柳毅の義弟の薜瑕せつか京畿けいきの令となっていたが、東南に謫官たくかんせられて洞庭湖を舟でとおっていると、不意に水の中に碧あおとした山が見えてきた。
柳毅伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)