“せうう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
笑迂50.0%
蕭雨50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
往年久米正雄くめまさを氏シヨウを訓して笑迂せううと云ひ、イブセンを訓して燻仙いぶせんと云ひ、メエテルリンクを訓して瞑照燐火めいてるりんくわと云ひ、チエホフを訓して知慧豊富ちゑほうふと云ふ。戯訓ぎくんと称して可ならん
しかもその彼が且泣き且笑ひつつ、蕭雨せううを犯し泥濘でいねいを踏んで、狂せる如く帰途に就きしの時、彼のつぶやいて止めざりしものは明子の名なりしをも忘るる事勿れ。
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)