“ずりょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
受領100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その子良望よしもちから正盛まで六代、諸国の受領ずりょうとして、私腹を肥やす傍ら、武門の名を次第にとどろかしていったのである。
受領ずりょうといって地方の政治にばかり関係している連中の中にもまたいろいろ階級がありましてね、いわゆる中の品として恥ずかしくないのがありますよ。
源氏物語:02 帚木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
一生受領ずりょうだった父が、私のためにいろいろと気づかって呉れて、私達をいまの中川のほとりの住居に移らせて下すったのは、去年の秋の半ば頃だった。
ほととぎす (新字新仮名) / 堀辰雄(著)