“すずはく”の漢字の書き方と例文
語句割合
錫箔100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
エジソンの最初の蓄音機は、音のために生じた膜の振動を、円筒の上にらせん形に刻んだみぞに張り渡した錫箔すずはくの上に印するもので、今から見ればきわめて不完全なものであった。
蓄音機 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
どうやら煙草の錫箔すずはくを丹念にめて、それを丸めて作りあげたものらしかった。いくら煙草ずきの人でも、これだけの大きさの銀玉を作るには少くとも三四年はかかるだろうと思われた。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その後にサムナー・テーンターやグラハム・ベルらの研究によって錫箔すずはくの代わりに蝋管ろうかんを使うようになり、さらにベルリナーの発明などがあって今日のグラモフォーンすなわち平円盤蓄音機ができ
蓄音機 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)