“すけともきょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
資朝卿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……楠木多門兵衛正成くすのきたもんひょうえまさしげという男が、突然宮方加担の兵を、こんな所へ挙げてしまった。噂によると日野資朝卿すけともきょうと、とうに約束が出来ていて、連判状にも名を記していたとよ。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「戦前ですが、仁和寺の尼長屋に、佐渡で亡くなられた資朝卿すけともきょうの後家の君が隠れ住んでおりました」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
資朝卿すけともきょう別館べつやかたの、無礼講の帰途深夜の町で、鬼火の姥に邂逅し、姥の不思議な魅力を持った言葉で、慫慂しょうようされたそのことが、潜在的に力あったことは、何んといっても争われなかった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)