“すうごん”の漢字の書き方と例文
語句割合
崇厳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気持のいい谷川の瀬の音と電車の音とは実は従兄弟いとこである。それから電車のポールの尖端から出る気味の悪い火花も、日本アルプスを照らす崇厳すうごんな稲妻の曾孫ひまごくらいのものに過ぎない。
電車と風呂 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
義経の眼も心も、しばしその崇厳すうごんな光に溶かされていた。吉次も凝視していた。うしろの木々の蔭を立ち出た将士も、面をかれながらしゅくとして見まもっていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何か、崇厳すうごんな感じすら人々はうけた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)