“しんじゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
心寂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西仙房さいせんぼう心寂しんじゃく聖光房しゃっこうぼう弁長べんちょう、また空源くうげんとか、念阿ねんあとか、湛空たんくうなどの人たちは、範宴も以前から知っている顔であった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「綽空どのは、頬のあたりがすこし肥えられた」蓮生房がつぶやくと、炉をかこんでいる心寂しんじゃくや、弁長や、念阿ねんあや、禅勝ぜんしょうなどの人々が、そっと彼の顔を見まもって
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
念阿ねんあだの、心寂しんじゃくだの、蓮生のような長老たちは見えないが、若い弟子僧たちは、そこの大きな炉を中心にして、大家族の母屋おもやみたいに、閑談しているのが常だった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)