“しんこうとう”の漢字の書き方と例文
語句割合
新勾当100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひるには、女官の新勾当しんこうとう内侍ないしが、母の危篤きとくとかで、おはしたの女や小女房ら数名と共に、輿こしに乗って、外出していた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
思うに、ひるま、新勾当しんこうとうノ内侍と称して外出した女性たちのうちには、准后じゅんごう阿野廉子あのやすこもまじっていて、すでに彼女はさきにここを落ちていたものであったろうと想像される。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)