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しょうふだ
ふりがな文庫
“しょうふだ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
正札
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正札
(逆引き)
「きみはいつか、ぼくまでが
代
(
だい
)
のはらってない品物の
正札
(
しょうふだ
)
を切り取るようなことになるといけないと心配しているのだ」
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
また三井・大丸の品は
正札
(
しょうふだ
)
にて大丈夫なりとて品柄をも改めずしてこれを買い、馬琴の作なれば必ずおもしろしとて、表題ばかりを聞きて注文する者多し。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
仕切りと合せて
正札
(
しょうふだ
)
の付け替えもいたさなければなりませず、皺のできておりますところへは霧を吹いて
火熨斗
(
ひのし
)
も当てなければなりませんし、三、四日は急に眼の廻るような
忙
(
せわ
)
しさでございました。
蒲団
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
父親はいちいち品物を手に取って、ちょうちんの明かりで調べて、それを母親にわたすと、母親は小さなはさみで、
正札
(
しょうふだ
)
を切り取って、かくしの中に入れた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
なぜかれらはなにか戸の外で聞くもののあることをおそれるかのように、小声で
巡査
(
じゅんさ
)
の話をしていたのであったか。なぜ母親は品物を買ったあとで、
正札
(
しょうふだ
)
を切り取ったのであろうか。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
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