“しゅんぷうたいとう”の漢字の書き方と例文
語句割合
春風駘蕩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「君のところはいつも春風駘蕩しゅんぷうたいとうのようだが、子供のないのが玉に疵だな」
人生正会員 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「桜の間」は、越後獅子の人徳のおかげか、まあ、春風駘蕩しゅんぷうたいとうの部屋である。こんどの回覧板も、これはひどい、とまず、かっぽれが不承知をとなえた。固パンも、にやりと笑って、かっぽれを支持した。
パンドラの匣 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ただ、時が春風駘蕩しゅんぷうたいとうの時ではないが、ところはたしかに桜の馬場。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)