“しゅんきょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
峻拒94.1%
春挙5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貞烈なお関の峻拒しゅんきょにあって、首を三太刀まで切った上、茣蓙ござに包んで目黒川に流した始末を、平次は手に取るごとく語り聞かせたのです。
この月夜の果樹園のような空気を呑んで陶酔を覚えたものにとって、「緑色の羅紗らしゃ」の手ざわりは一生峻拒しゅんきょ出来ない魅惑なのだ。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
先日の朝日新聞社の大展覧会でみた雅邦がほうでもコケオドシとしか見えなかった。春挙しゅんきょでも子供だましとしか思わなかった。そんな目で展覧会を見て評をするのは気の毒のような気もする。
昭和二年の二科会と美術院 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)