“しゅつせけん”の漢字の書き方と例文
語句割合
出世間100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは出世間しゅつせけんの宗旨から立てた見解だが、世間法に言い替えても余りに平等ばかりの社会には、奮発とか、立志とか、同情とか、高行とかいう事がなくなり
平安期以来の皇族公卿くげたちは多く仏門に帰依きえせられ、出世間しゅつせけんの道を願われ、ただただこの世を悲しまれるばかりであったから、救いのない人の心は次第に皇室を離れて
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)