“しゅくやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
宿役100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みると、宿役しゅくやく布告ふこくや、何者かの人相書や、雑多なものがベタベタとりつけてあるが、目につくのはそのわきに、別に立っている生新しい一本の立札。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
、もう一ぺんようく見きわめた上、宿役しゅくやくへお届け申すとしよう。相棒、時の災難だ、もう一肩ひとかた貸してくんねえ
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
今晩から夜歩きをことさら警戒せねばならぬ、若い者は集まって悪獣狩りをしなければなるまいという者もある。そのうち宿役しゅくやくたちも寄って来て、その所持品を調べてみると、中から金包が出た。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)