“しもがれみつき”の漢字の書き方と例文
語句割合
霜枯三月100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不夜城を誇顔の電気灯は、軒より下の物の影を往来へ投げて居れど、霜枯三月しもがれみつきの淋しさは免れず、大門から水道尻まで、茶屋の二階に甲走ツた声のさゞめきも聞えぬ。
里の今昔 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
不夜城を誇顔ほこりがおの電気燈は、のきより下の物の影を往来へ投げておれど、霜枯三月しもがれみつきの淋しさはまぬかれず、大門から水道尻まで、茶屋の二階に甲走かんばしッた声のさざめきも聞えぬ。
里の今昔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)