“しにめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
死目100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの野郎が後で死目しにめに会わなかったと愚痴でも出ちゃアならねえと思いまして、虫が知らせたのか急に会いたくなりましたから、お忙がしい処とは存じながら
「それではわたしが困ってしまいます、もし連合いにでも亡くなられてしまったら、わたしは死目しにめに会えないじゃございませんか、助けると思ってお通し下さいまし」
あとで起きあがった蛾次郎、親の死目しにめに会わなかったより悲しいのか、両手を顔にあてて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)