“したばえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下生88.9%
下映11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この上もなくよい香を放つ蔓性植物や花の下生したばえが、人の手による精巧極まる仕事の豊かな骨組みをなしていることは、日光をして一層感銘深いものにしている。
どうしたらいいのでせう? 人が云つてゐますよ、あの丘のそばの下生したばえの中には蝮がゐるつて。
しかし、あの醜い手足も青葉の蔭に隠れ、不気味な妖怪めいた頭蓋の模様も、その下映したばえいろどられていて、変形の要所かなめは、それと見定めることは出来なかった。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)