“さぬきの”の漢字の書き方と例文
語句割合
讃岐100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼と同車で引き廻されるはずであった讃岐さぬきの中将は、病気のため、また内蔵頭信基くらのかみのぶもとは傷を負っていたために、その列から外された。
平大納言をはじめ、内蔵頭信基くらのかみのぶもと讃岐さぬきの中将時実ときざねの三人が衣冠束帯で御輿みこしのお供をし、武装した兵たちが囲りを警護していった。
平大納言時忠は、子息の讃岐さぬきの中将時実を呼んで、不安そうな面持で話し出した。
そして八月十六日、前内大臣宗盛以下平家一門百六十余人の官職をすべて剥奪、殿上の間から除籍された。除籍を免れたのは、平大納言時忠へいだいなごんときただ内蔵頭信基くらのかみのぶもと讃岐さぬきの中将時実ときざねの父子三人である。