“さかもん”の漢字の書き方と例文
語句割合
阪者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わてら、阪者さかもんのちゃきちゃきじゃがな、江戸の大御所たら、しゃらくそうて、どもならん」
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
首ハネるまでのこっちゃさかい——阪者さかもんの手並、どんなもんや、思い知ったかやい、ちゃア
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
阪者さかもんやによって、啖呵たんかがよう切れんさかい、毒をもって毒を制するという兵法おますさかい、江戸者をらすには江戸者を以てするが賢い仕方やおまへんか、あの十八文にたてつく江戸者
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
阪者さかもんはみみっちい、みみっちいと言やはるけどなあ、太閤はんかて阪者じゃがな、徳川はん、江戸で政治なはりやったからて、経済では大阪が天下じゃがな、蔵屋敷の立入りたら諸侯はん
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)