“さかいめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
境目88.2%
堺目5.9%
界目5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だからこの正風（しょうふう）の境目（さかいめ）のはっきりと区切られるまでの間、あまり深々と立入って見ようとする人の無かったことは幸いでもあった。
木綿以前の事 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)
私はそれをごく普通の日本人の家について、考えてみようとするのであるが、その前に言って置きたいことは、それと嫁、すなわちオカタ候補者の堺目（さかいめ）が追々とぼんやりして来たことである。
木綿以前の事 (新字新仮名) ／ 柳田国男(著)
「南無（なも）、当来の導師」と祈るを耳にして、「かれ聞き給へ、此世とのみは思はざりけり」と語る恋と法（ほう）との界目（さかいめ）は、実に主人公の風流に一段の沈痛なる趣を加え
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) ／ 上田敏(著)