“さいほうじょうど”の漢字の書き方と例文
語句割合
西方浄土100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西方浄土さいほうじょうどの空想を刺戟するゆうべの太陽が、いかにも似つかわしい場所でわれわれに働きかけてくれたのである。われわれはこの偶然に驚きながら息をつめて聖観音を見まもった。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
熊谷の蓮生坊が上方かみがたから帰る時は、西方浄土さいほうじょうどを後にするのを本意にあらずとして、いつでも逆に馬に乗って『極楽に剛の者とや沙汰すらん、西に向ひて後ろ見せねば』
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)