“ころこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
葫芦谷50.0%
葫蘆谷50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葫芦谷ころこくの西方十里ばかりの地点にいて、目下、谷の城塞じょうさいの内へ数年間を支えるに足る大量な食糧を運び込ませているわけであるという。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
汝は、葫芦谷ころこくのうしろの細道を切りひらいて隠れ、司馬懿が魏延ぎえんを追うて、谷間へ馳け入ったとき、伏勢を廻して、前なる谷の口を封鎖せい。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その間に孔明は、渭水いすいの東方にあたる葫芦谷ころこくに千人の兵を入れ、谷のうちで土木の工を起させていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこの葫蘆谷ころこくに、兵を伏せて相待たば、曹操はかならず南夷陵なんいりょうの道を避けて、北夷陵をさして逃げくるであろう。明日、雨晴れて後、曹操の敗軍、この辺りにて、腰兵糧をかしぎ用いん。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「南夷陵です。途中、葫蘆谷ころこくをこえてゆくと、非常に距離がみじかくなります」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)