“こぶくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小帛紗50.0%
小袱紗50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『……はて何か?』と怪しみながら取出してみると、それは紫の小帛紗こぶくさにくるまれた女性の琴の爪であった。『ははあ、あの若者の秘めていた恋人はこれだったのか』
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たった一度、二月ふたつきばかりかかってこしらえた五寸四方ばかりの小袱紗こぶくさを、私の塾の展覧会に出した事がありましたが二十円という値段付けだったので売れ残ってしまいました。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)