“こびなただい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小日向台80.0%
小日向臺20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小日向台こびなただいすそで、坂とやぶばかりが多いあの辺には、どう眺めても貧乏そうな御筒持組おつつもちぐみの長屋だの、上水組じょうすいぐみの屋敷だの、寺だのが、傾斜の所々に、大風に吹き残されたように、ほっ建っている。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と思った三十郎、早速衣服を改めて、小日向台こびなただいの崇巌院を訪ねて参りました。
平次とガラツ八が、小日向臺こびなただいの大坪家へ行つたのは、山の手の町々が、青葉の香にムセ返るやうな、四月の美しい日盛り。