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このすずり
ふりがな文庫
“このすずり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
此硯
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此硯
(逆引き)
唯後
(
ただあと
)
に
遺
(
のこ
)
り候親達の
歎
(
なげき
)
を思ひ、又我身生れ
効
(
がひ
)
も無く此世の縁薄く、かやうに今在る形も
直
(
ぢき
)
に消えて、
此筆
(
このふで
)
、
此硯
(
このすずり
)
、此指環、
此燈
(
このあかり
)
も
此居宅
(
このすまひ
)
も、此夜も此夏も、此の蚊の声も、
四囲
(
あたり
)
の者は皆永く残り候に
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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