“こずかたじやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不來方城50.0%
不来方城50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中津川に臨んで洋食店レストウラントの出來た事、荒れ果てた不來方城こずかたじやうが、幾百年來の蔦衣つたごろもを脱ぎ捨てて、岩手公園とハイカラ化した事である。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
貞任さだたふの昔忍ばるる夕顏瀬橋、青銅の擬寶珠ぎばうしゆの古色滴る許りなるかみなかの二橋、杉土堤すぎどての夕暮紅の如き明治橋の眺めもよく、若しそれ市の中央に巍然として立つ不來方城こずかたじやうに登つて瞰下みおろせば
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
就中なかんづく破天荒な変化と云ふべきは、電燈会社の建つた事、女学生の靴を穿く様になつた事、中津川に臨んで洋食店レストウラントの出来た事、荒れ果てた不来方城こずかたじやうが、幾百年来の蔦衣つたごろもを脱ぎ捨てて
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)