“こくぞうぼさつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
虚空蔵菩薩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸子たちは、去年は大悲閣で、一昨年は橋の袂の三軒家で、弁当の折詰を開いたが、今年は十三まいりで有名な虚空蔵菩薩こくぞうぼさつのある法輪寺の山を選んだ。
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
それから中央の虚空蔵菩薩こくぞうぼさつを遠くから見上げ、何かこらえるように、黙ってその前を素通りした。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)