“こぎればこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小裂箱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食べものゝ上へ順々に鼻を押しつけてやると、リヽーは脚をバタ/\やらして、爪を立てたり引つ掻いたりするので、仕方がなしに放してしまふと、又窓際へ戻つて行つて、小裂箱こぎればこの上へ登る。
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
と、さう云つてそこに立ち塞がると、又仕方なくバサリ、バサリと歩き廻つて、今度は北側の窓際へ行き、恰好な所に置いてあつた小裂箱こぎればこの上に上つて、背伸びをしながらガラス障子の外を眺めた。
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
と、さう云つてそこに立ち塞がると、又仕方なくバサリ、バサリと歩き廻つて、今度は北側の窓際へ行き、恰好な所に置いてあつた小裂箱こぎればこの上に上つて、背伸びをしながらガラス障子の外を眺めた。
猫と庄造と二人のをんな (新字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
と、そう云ってそこに立ちふさがると、又仕方なくバサリ、バサリと歩き廻って、今度は北側の窓際へ行き、恰好かっこうな所に置いてあった小裂箱こぎればこの上に上って、背伸びをしながらガラス障子の外をながめた。
猫と庄造と二人のおんな (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)