“こうしんとう”の漢字の書き方と例文
語句割合
庚申塔100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東の空に光る宵の明星をめあてに、只管ひたすらに二里ばかり歩きつづけましたが、そこで一筋の広い道が東から来て筋違すじかいになるところの庚申塔こうしんとうの前に立って、行先に迷うていました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
馬頭観音ばとうかんのんもしくは庚申塔こうしんとうなどを立てるのと同じく、しかも何の不思議かと問えば、たいていは山の神に不意に行逢うた、怖ろしいので気絶をしたという類で、その姿はまぼろしにもせよ
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)