“こうさつば”の漢字の書き方と例文
語句割合
高札場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒木の門には小庇こびさしの付いた窓があり、昔はここで訴願などを受付けたという。また門の脇には高札場こうさつばがあって、現在でも領主加賀様の制札せいさつが掲げられる。
似而非物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
浅草橋の高札場こうさつばを、私は幾度も小説に書いた。町々には、木戸があり、自身番があり、真夜中でも手をあげればタクシーが集まってくる現代とは、わけが違う。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
追分おいわけ高札場こうさつばのそばの土手下で……」
半七捕物帳:50 正雪の絵馬 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)