“げきたく”の漢字の書き方と例文
語句割合
撃柝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて彼方此方あなたこなたの陣屋から炊事の煙りが立ち昇り、馬のいななき犬の吠え声または撃柝げきたくの凛々しい音が、ひとしきり賑かに聞こえたが、それも次第に静まり返り
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
聞こえるものは馬のいななき、武器の触れ合って立てる音、怒声、制止声、撃柝げきたくの音。輝くものは抜き身の刃。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この前庭には人気がなく、遠くで鳴らしている撃柝げきたくの音が、間遠くに聞こえるばかりであった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)