“けかち”の漢字の書き方と例文
語句割合
毛勝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その競争者というのは芦峅寺あしくらじの佐伯某というもので、明治三十九年の九月に、此山の裏手毛勝けかち谷の東北面に当る緩傾斜地を登って頂上に出たようである。
越中劒岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
近く眼の前に聳えている毛勝けかちの連山は、雪に和らげられた濃い緑の色が穏かに溢れて、昨日のあの苦しさが早やなかばは夢のような懐しい味に変っている。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
白兀の北の毛勝けかち山は二千四百米を抜いてはいるが、其北の駒ヶ岳になると毛勝山より更に四百米も低い。
黒部峡谷 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)