“けいこば”の漢字の書き方と例文
語句割合
稽古場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分が水泳を習い覚えたのは神伝流しんでんりゅう稽古場けいこばである。神伝流の稽古場は毎年本所ほんじょ御舟蔵おふなぐらの岸に近い浮洲うきすの上に建てられる。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一つは事務所で、その奥が稽古場けいこばになっているようだ。試験は、その稽古場で行われる様子である。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
引返して一色友衞をさがすと、何時の間にやら稽古場けいこばに引込んで、春日藤左衞門が置き忘れたままの『禁制の祕曲』の前に、愛管あいくわんに息を入れて、一生懸命工夫をして居ります。