“ぐうわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
寓話100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歴史上の事件や寓話ぐうわに材を借りて、半ばそれを記述しつつ情象するのである故に、より純一の立場で見れば、真の徹底したる主観でなく、より歴史や小説に近いところの
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
「自分の墓をわれわれの短い記憶のなかに見出みいだした。そして、われわれもまたあとに残った人のなかに埋もれてゆくであろうと悲しげに教えている」歴史は次第にぼんやりして寓話ぐうわになる。
この世界は一つの寓話ぐうわに過ぎないのですよ、釈尊は最も譬喩ひゆをよく用いました、おそらく釈尊ほど卓越した修辞家はありますまい、また、古来のあらゆる作家よりも優れた作家は即ち釈迦です
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)