“くわんす”の漢字の書き方と例文
語句割合
鑵子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし今かうやつて、深夜に此處へ忍び込んでゐると、茶箪笥や火桶や鑵子くわんすに、一つ/\皆息が通つて生きてゐるのではないかと思はれた。
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
お兼は母の意を受けて鑵子くわんすに水をさし、薪を添へた。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
茶箪笥や火桶や鑵子くわんすが、晝間の通り正しく位置してゐるのを知つただけで、人間の姿は何處にも見えなかつた。
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)