“くろおどし”の漢字の書き方と例文
語句割合
黒縅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、黒縅くろおどしよろいに身をかためた一将が、にやにや笑いながら士卒の中から出て来た。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一ときわ高く黒縅くろおどしの岩石を空に抜き出で、御幣岳は最も近く峰頭を尖らせ、南の穂高は残りの雪がべったりと白く、北東へ向けては岳川岳の大障壁が出て、梓川の谷間へどっしりと重たく
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)