“くらかけくらんど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鞍掛藏人50.0%
鞍掛蔵人50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手に取つて見ると、紙に包んで小僧二人の分は十兩づつ、下女と下男へ五兩づつ、手代へ五十兩、居候の鞍掛藏人くらかけくらんどへ二百兩。
浪人者の鞍掛藏人くらかけくらんどに言はせると、この脇差は犬威いぬおどしのやうなもので、町人のたしなみに持つたものだらうと言ふこと、武士の魂とは、少し縁の遠い代物しろものです。
もう一人、鞍掛藏人くらかけくらんどといふ恐ろしくいかめしい名を持つた浪人者が居候をして居ります。四十年輩ねんぱいの遠縁のお國者で、名前のむづかしいに似ぬ、猫の子のやうな二本差でした。
もう一人、鞍掛蔵人くらかけくらんどという恐ろしくいかめしい名を持った浪人者が居候をしております。四十年輩の遠縁のお国者で、名前のむつかしいに似ぬ、猫の子のような二本差でした。