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くましろ
ふりがな文庫
“くましろ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
熊城
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熊城
(逆引き)
その署名には、恐ろしい力で
惹
(
ひ
)
きつけるようなものがあった。しばらく釘付けになっているうちに、まず直情的な
熊城
(
くましろ
)
が気勢を上げた。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
その流れを、暗黒と同時に
扉
(
ドア
)
を固めた
熊城
(
くましろ
)
が制止したので、しばらくその雑沓混乱のために、
開閉器
(
スイッチ
)
の点火が不可能にされてしまった。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
法水は
熊城
(
くましろ
)
の靴をジロリと見て、「微かだが心動が聞えるし、呼吸も浅いながら続けている。それに、このとおり瞳孔反応もしっかりしてるぜ」
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
法水の顔を見ると、
支倉
(
はぜくら
)
検事は親し気に目礼したが、その背後から例の野生的な声を張り上げて、捜査局長の
熊城
(
くましろ
)
卓吉が、その脂切った短躯をノッシノッシ乗り出して来た。
後光殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
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