“くちだし”の漢字の書き方と例文
語句割合
容喙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今も申上げようかと思ひあんしたども、お話中に容喙くちだしするのも悪いと思つて、黙つてあんしたが、先刻さつきその、号鐘かねが鳴つて今始業式が始まるといふ時、お出しになりあんしてなす。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『は。……いや、それでごあんすでば。今も申上げようかと思ひあんしたども、お話中に容喙くちだしするのも惡いと思つて、默つてあんしたが、先刻その、號鐘かねが鳴つて今始業式が始まるといふ時、お出しになりあんしてなす。ハ、これでごあんす。』
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)